ロイター
2000年8月1日

Food desperately short in parts of N.Korea - U.N.

朝鮮の各地で食糧がひどく欠乏─国連

http://www.reliefweb.int/w/rwb.nsf/6686f45896f15dbc852567ae00530132/
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デービッド・ブラウ

ローマ、8月1日(ロイター)─朝鮮の食糧供給は昨年中改善されてきたが、いくつかの地域では住民はひどく食糧に不足していると、火曜日ある国連職員が語った。

「栄養状態は昨年改善された」とピョンヤン駐在の国連人道調整官、デービッド・モートンは、朝鮮との電話インタビューでロイター記者に述べた。

「しかし、同国にはなお深刻な食糧不足があり、住民がひどく食糧に欠乏している地域がある」と彼は付け加えた。

「今現在、飢饉が起こっているのではないが、窮乏している。」

朝鮮は、6月に再び干ばつが襲っていると述べた。

このことは、アメリカ議会報告書による見積もりで1995年以来200万人が死亡したという飢饉のあとの食糧供給について、ふたたび懸念を呼び起こした。

近年、朝鮮の人々へ送られた食糧援助は、食糧不足を緩和させた。

ローマを拠点とする国連の食糧農業機関(FAO)は、朝鮮は今年再び重大な食糧不足に直面し、もし9月から10月の収穫期以前に降雨が増えなければ食糧生産は落ち込むだろうと先週、報告書の中で述べた。

その不足は、干ばつと、肥料や機械を買う同国の能力に影響している経済状態の悪化によって引き起こされたとモートン氏は言った。

2年続きの少ない降雨量が貯水池の渇水をもたらし、エネルギー不足がポンプで川から水を汲み上げるのを困難にし、水田の灌漑を妨げている。

<作物の見込みは思わしくない>

モートン氏は、引き続く乾燥した天候のために9月、10月の収穫について悲観的だと述べた。

「われわれは、次の収穫について非常に心配している」と彼は言った。

「ここ2ヶ月にわたって降雨状況は良くなかった。気温は通常より高かったし、降雨は変則的だった。北東部は、降雨不足で特にひどく影響を受けているようだ。」

「(干ばつのせいで)すでに多くの被害をこうむっている。しかし、もし雨がよみがえったら、間違いなく救いになる」とモートン氏は付け加えた。

東部(咸鏡南・北道、江原道)の工業、非農業労働者世帯、特に、北東部(咸鏡南・北道)のそれらの人々は依然としてもっとも食糧難に陥りやすい、とモートン氏は言った。

FAOは、1999年11月から2000年10月までの朝鮮の穀物総生産を293万トンと見積もった。

FAOは、同国は133万1,000トンの穀物輸入が必要であり、その内21万トンは商業的に輸入され、58万6,000トンが緊急食糧援助として到着するだろうと述べた。

それで、1999年11月から2000年10月までになおカバーされない53万5,000トンの穀物の不足が残される。

モートン氏は、朝鮮はひきつづき緊急食糧援助と、多くの農業投入物、特に肥料の注入を必要とするだろうと語った。

彼は、朝鮮と韓国の指導者間の両国関係を改善した6月の首脳会談は、ソウルが肥料のような援助を提供していたので朝鮮の農業と工業の回復の見込みを後押ししたと言った。

世界食糧計画とFAOの合同調査団は、収穫量を評価するため9月頃、朝鮮を訪問する予定だと、モートン氏は述べた。