世界食糧計画(WFP)
2000年9月15日

WFP appeals for new funding for North Korea

WFPが朝鮮向けの新規資金提供を要請

http://www.reliefweb.int/w/rwb.nsf/6686f45896f15dbc852567ae00530132/
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ローマ

国連世界食糧計画は、朝鮮における最も危険な状況にある790万人の飢えた人々に食糧を提供するための新たな寄贈を今日、要請した。

WFPの新たな国際的要請は、向こう4ヶ月間における脆弱な住民にとっての目前のニーズを満たすために、追加的に必要な19万4,876トン、およそ1億米ドルである。

これを含めると、1999年7月に始まり2000年12月まで継続される現在の活動は、87万6,933トン、コスト3億5,800万米ドルの食糧援助量となる。

「朝鮮では冬は特に厳しい。我々がただちに追加の資金を得なければ、何百万人もの住民が深刻な食糧不足に直面するだろう」と、世界食糧計画専務理事のキャサリン・バーティーニ氏は警告した。

朝鮮の食糧難に関して再び持ち上がっている懸念では、子ども、妊婦、老人が最も危ない情勢だとWFPは述べた。

「同国が徐々に外部世界に開かれ、貿易や経済への制裁が緩和されているにもかかわらず、最も脆弱な人々にとって十分な栄養水準を確保するには大規模な食糧援助がなおも必要とされている」とバーティーニ氏は語った。

朝鮮におけるWFPの食糧援助活動は、託児所、幼稚園、初等学校、それに中等学校の子どもたち、小児科病院の患者、妊娠中・授乳中の女性、孤児、それに老人に焦点が合わせられている。

なおこの地域に停滞し、幾つかの国々に深刻な干ばつをもたらしたエルニーニョ、ラニーニャ現象の気候への悪影響で、朝鮮の2000年の主要生育シーズン前の準備期間中における降雨は不規則で平均以下だった。雨不足はまた灌漑用貯水池の用水量に影響し、稲作可能農地での干あがりにつながった。

不規則な天候パターンと、肥料や殺虫剤のような農業投入物を輸入する上での同国の限られた能力という二重の悪条件の結果、今年秋のトウモロコシとコメの収穫はかなり低下するだろう。干ばつの作物へのダメージは、8月後半に同国の北東部を襲った強い台風でいっそうひどくさせられた。

トウモロコシとコメの収穫は、冬の間の配給穀物となるものだが、悪影響を受けそうである。

朝鮮は現在、少なくとも連続6年目の食糧不足に直面している。これまでのところ、国際社会からの大規模な食糧援助の寄贈のみが、同国における飢饉を回避させてきた。

WFPは朝鮮における最大の国際援助機関であり、同国で46名の国際職員を擁し、ピョンヤンに中央事務所を、そして他に5つの地方事務所を置いている。WFPは国際職員が分配をモニターできる地域に食糧援助を提供する。WFPは平均して月に300ヶ所のモニタリング視察をおこなう。

世界食糧計画は、世界の飢餓との闘いにおける国際連合の第一線の機関である。1999年にWFPは、世界の大抵の難民と国内流民をふくむ82ヶ国の8,900万人以上の人々に食糧を提供した。