Red Cross airlifts medicines to DPR Korea

赤十字が朝鮮民主主義人民共和国へ医薬品を空輸

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ジュネーブ/バンコク、2000年9月27日

医薬品の最初の積み荷43トンがピョンヤンに到着した。デンマーク赤十字によって空輸された医薬品は、朝鮮民主主義人民共和国の4つの道の580万人の人々を助けるために450ヶ所の病院と1,250ヶ所の診療所へ分配された。医薬品127トンを運ぶさらに3機の飛行機がむこう2週間以内に到着し、また、別の250トンが11月までに船便で運ばれる予定である。これは、国際赤十字・赤新月社連盟と朝鮮赤十字によって実施されている進行中の医療プログラムの一部であり、むこう9ヶ月間の医療施設1,700ヶ所の不足している必要物を満たすだろう。

この活動の総額は430万スイス・フラン(250万米ドル)である。それらは、欧州委員会人道局(ECHO)、デンマーク、ノルウェー、オランダの各赤十字社とそれら各国の政府によって資金提供された。

連盟の医療部長アルバーロ・バーメージョ博士は、病気にかかっている住民が直面している主要な健康問題は呼吸感染症と胃腸障害であり、後者はたいてい貧弱な食事のせいだと述べる。

現在、朝鮮民主主義人民共和国で使われている医薬品の少なくとも70%は、急性の症状には向かない伝統的な薬草の「高麗薬」である。国際赤十字連盟は同国における西洋薬の主要源泉になっている。1990年以前、朝鮮民主主義人民共和国は国内需要の少なくとも80%を満たすのに十分な医薬品を製造していたが、現在、必要な医薬品のおよそ10%ほどしか作られていない。

「朝鮮民主主義人民共和国における製薬業はほとんど崩壊している。多くの病院はわずかに伝統的な漢方薬を入手できるだけであり、それらは深刻な症状には限られた効果しかない」と、デンマーク赤十字の災害救援コーディネーターで、朝鮮民主主義人民共和国の医療施設を視察してきたばかりのニルス・ジュエル氏は語る。

国際赤十字連盟は、同国が最初の一連の自然災害に見舞われた1995年以来、朝鮮赤十字と共に活動してきた。現在、連盟は8人の国際代表からなるチームを同国内に常駐させ、朝鮮赤十字が大規模医療プログラムを実行するのを支援している。

1,700ヶ所の医療施設に西洋薬を分配することに加えて、国際赤十字連盟と朝鮮赤十字は、医療職員の訓練を行い、そして、病院と診療所の心許ない状態を改善するため広範な水質・衛生プログラムを実施している。赤十字医療プログラムは、医薬品の供給に加え、伝染病予防、個々人の保健・健康の促進、地域ベースの応急手当サービス体制の強化、それに多くの医療施設での清潔な水の供給を目的とした活動に焦点を合わせている。

また、国際赤十字連盟は、8月後半と9月半ばに同国東海岸の全域を襲って村々を全壊させた強い台風によってホームレスとなった1万人の人々のための救援物資も提供している。被災者は、間に合わせの避難所で生活しているが、来月中には気温が零下10度以下に下がり始めるので極めておびやかされている。