チルドレンズ・エイド・ディレクト
2000年10月23日

朝鮮民主主義人民共和国:チャンネル4の至急報番組「秘密の国の子どもたち」へのチルドレンズ・エイド・ディレクトの反応

http://www.reliefweb.int/w/rwb.nsf/6686f45896f15dbc852567ae00530132/
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ブレンダン・マクドナルド
チルドレンズ・エイド・ディレクト朝鮮現地代表

チルドレンズ・エイド・ディレクトは、朝鮮で活動するイギリスの唯一のNGO(非政府組織)である。

私たちが行なう仕事は、朝鮮で私たちがそのために働く子どもたちに実際の利益をもたらしていると知っている。私たちが朝鮮で活動を始めて以来、私たちのプロジェクトは何千人もの子どもたちを助けてきた。

朝鮮での援助プロジェクトを成功させるためには、相互の信頼と理解を形成することがこれらプロジェクトを行なう際の実際の問題と同じくらい重要だ。朝鮮官僚との良好な関係を維持し、彼らの信頼を勝ち得る私たちの能力が、私たちが活動を開始した平安南道でと同様に、咸鏡南道でのプログラムに着手するのを可能にした。朝鮮政府が私たちの行動や住民への接触を制限するというのは一般に認められることだが、しかし、この点は朝鮮における文化的、政治的文脈において理解されるべきだ。

朝鮮にとどまることは、政府と効果的に通じ合い続けるという便益がある。孤立というより関与は、疑いなく正しいアプローチである。チルドレンズ・エイド・ディレクトが1996年に朝鮮で活動を始めて以来、国際諸機関と朝鮮人との間の関係に明らかな前進があった。それぞれの側が信頼と信用と相互理解をゆっくりと深めるにつれて、関係改善が継続するだろう。チルドレンズ・エイド・ディレクトは、それが共に働く朝鮮当局と明確にオープンな関係を持っている。私の意見では、これらの人々は、私たちが助ける子どもたちの福祉を改善することに傾倒している。

平安南道全体に食糧と冬物衣料を配分するという私たちの仕事は、朝鮮政府とこの慈善団体の間の信頼の確立につながり、そして、他の地域での私たちの仕事につながった。私たちのプロジェクトの大半は、今や東海岸の遠隔地、咸鏡南道においてであり、託児所、幼稚園、孤児院に対して、野菜や肉の生産のための小規模な学校生産ユニットを設置する支援を行なうことや、より必要な清潔な水や衛生キット、それに子ども用の暖かい衣類を提供することだ。

10月18日、19日に私は咸鏡南道の道都、ハムフン市を訪れたが、そこで私たちはハムフン寄宿学校の孤児たちを援助するために地方施設で働いた。その学校は、私たちは活動した3ヶ所の孤児院のうちのひとつだ。道当局は孤児たちの存在を認めており、そして私たちは、当局が現在の経済危機の影響がその子たちにとって最小限になるように本当に努力しているのを見てきた。状況は、特に冬の月日や空腹の季節(最初の収穫の直前)など、時には厳しいが、朝鮮における国際NGOは、政府当局と協力して、困難を最小限にするために子ども施設で直接に活動する。

現在までのこうした、あるいは、他のプロジェクトの成功は、今月、欧州連合からの資金で咸鏡南道の託児所、幼稚園、孤児院、病院のための温室を作る新たなプロジェクトを開始することにつながった。このプロジェクトは、1,000ヶ所の新しい温室を作り、200ヶ所以上の温室を復旧し、子どもたちの食事を補う野菜を栽培するために種子と手道具を提供するものだ。

朝鮮が直面している気象的、環境的、そして経済的困難の複合状況を前提にすれば、短期的な解決策は第一に援助への依存だ。おそらく将来は、国際社会からの適切な支援により、朝鮮は彼らの現在の困難の適切な解決策を見出すだろう。

私たちは、これらの子どもたちが私たちの助力と忍耐に値すると信じる。国際社会は高い水準の必要と窮乏に対処するため、何としても朝鮮人と共に働きつづけなければならない。この国は、北東アジアで子どもの栄養失調率が最も高いうちに入ると伝えられている。私たちは、私たちが助けることができることを為しつづける。援助機関にとって、他の唯一の選択肢は完全に引き揚げることだ。そして、チルドレンズ・エイド・ディレクトにとっては、ひとつの人道的援助機関として、それは選択肢ではない。

編集者への注釈:

チルドレンズ・エイド・ディレクトについて

チルドレンズ・エイド・ディレクトは、緊急の情勢に対処し、紛争、貧困、災害にさらされている子どもたちと地域社会の生活を再建するのを助けて世界中で活動する。チルドレンズ・エイド・ディレクトは今日、創設11年目である。現在、コソボ、アルバニア、旧ユーゴスラビア・マケドニア共和国、アゼルバイジャン、ハイチ、シエラレオネ、ブルンジ、リベリア、タジキスタン、それに朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)で活動している。