N.Korea Faces Another Year of Food Shortages-U.N.

朝鮮はさらに食糧不足の年に直面する:国連

2001年1月12日(金)

デービッド・ブロウ、ローマ(ロイター)

朝鮮人は、トウモロコシやイネの生産に害を与えた乾燥した天候のあと、さらに2001年にも深刻な食糧不足の年に直面すると、ピョンヤン駐在の国際連合人道調整官が金曜日に述べた。

「2001年の不足は、1998年、1999年、それに2000年の場合よりもっと甚だしい」と、朝鮮の首都でロイター通信が会見したデービッド・モートン氏は、文書による質問に答えて話した。

「2000年末の収穫は、5月、6月の乾燥状況で悪い影響を受け、そのことは、トウモロコシとイネの生産の両方に影響を及ぼした」と彼は付け加えた。「2000年末の収穫は、きわめて不作だった1997年よりわずかに上回ったに過ぎない。」

ローマ拠点の国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WHO)による昨年11月の朝鮮への合同調査団は、同国の食糧輸入能力は外貨不足のため、そのニーズを満たすにははるかに不足していると述べた。

朝鮮の2001年の輸入必要量は穀物186万5千トンだが、対して商業輸入能力はわずかに20万トンだと、モートン氏は言った。

WFPは、朝鮮における最大の食糧援助プレゼンスだが、子どもたちや老人を含む脆弱な人々に分配するために81万トンを援助要請している。

「最も深刻な食糧問題は、ピョンヤン以外の大都市部に見られる」とモートン氏は語った。

「これは、こうした都市の人々は重工業や鉱山業などで雇用されていたものなのだが、それが経済情勢によって影響を受けているからだ」と彼は付け加えた。

1980年代末以来、朝鮮は従来の共産主義諸国との伝統的な貿易関係を失った。このことは、1990年代に、それ以前までの輸入燃料、原料、予備部品がもはや入手できなくなったので、エネルギー生産を含む工業基盤に深刻な影響を及ぼすことになった。

現地で化学肥料を作っていた3つの工場が、燃料と原料の不足のため非常に少ない量しか生産できなくなったために食糧生産は減少した。

モートン氏は、子どもたちは食糧援助を受け取っているものの、多くの大人たちは十分な食べ物を得るために苦心していると語った。

「子どもたちの状況は、過去2年間に劇的に改善したが、大人や労働者たちは、我々の目標とする受益者ではなく、彼らが十分な食べ物を得るのは非常に困難だ」と彼は言った。

「大人たちを食べさせるには不十分な食糧援助量しかない」と彼は付け加えた。

WFPのような機関によって近年、朝鮮に送られた食糧援助は、アメリカのある議会報告によると1995年以来、同国で推計200万人を死なせたという飢饉の後、食糧不足を緩和させてきた。