「朝鮮への支援食糧、来年一月に枯渇」WFPが警告

http://www.reliefweb.int/rw/rwb.nsf/db900SID/KHII-6UG8W2?OpenDocument&RSS20=02-P

(ジュネーブ 10日 ロイター)世界食糧計画(WFP)は10月9日、このまま追加の寄 付がなければ朝鮮への食糧支援を来年一月に止めざるを得なくなると発表し た。

孤立国家である同国の核実験実施に対し国際社会が報復して行った各種制裁の 効果が、寄付の減少という形であまりに早く表れてしまった、とWFPの報道官 は語った。

WFPのクリスタイン=バーシアム報道官によると、当初朝鮮の国民190万人に 食糧支援を行う計画だったが、「財政上の制約」により100万人弱しか支援で きていない。

今年6月に始まった二ヶ年の支援事業計画のために1億200万ドルの寄付が呼びか けられたが、その10%しか達成できていない。

「今新たな寄付がなされなければ、一月までに食糧供給は絶えてしまいます。 支援が約束されてから食糧が受益者の食卓に上るまで、数ヵ月はかかるのです」 と報道官。

報道官によると、これまでWFPの要請に応えたのはロシアおよびキューバ、オー ストラリア、アイルランドの四ヶ国だけだ。ロシアはこれまでの各国の寄付総 額の半分に相当する500万ドルを提供した。

WFPの朝鮮担当官であるジーン=ピエール=ド=マルジュリー氏は同日、WFP の食糧供給パイプラインは「数ヵ月後に」枯渇するだろうと語った。

Margerie氏によると、今年の収穫は昨年ほど多くはないと見られる。

たとえ豊作の年でも、全国民に行き渡らせるには年間約100万トンの食糧が不 足している。

昨年WFPは大幅に事業を縮小し、目標年間50万トンのところを7万5000トンまで 減らした。

これは、最早援助は不要とする朝鮮政府と食糧支援の条件について協議し、 妥結した結果である。

1990年代には人口の10%にあたる、最大250万人の人々が、干魃や洪水、経済政 策の失敗などによる飢餓のために亡くなっている。