全国各地での報告集会開催の有志を募っています!


 活動の目的と支援の方法

私たち朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン(略称:ハンクネット)は、食糧危機で生命の危険にさらされている朝鮮の子どもたちに対して、体制やイデオロギーの違いを越えて、日本人と在日朝鮮・韓国人が協力しあって、食糧の人道支援活動に取り組むことを目的としています。

食糧支援が意味することは、多くの子どもたちが死に瀕している事実を前にして、私たちは、人間としてこの事実とどう向き合うのか、ということが問われている自分自身の問題でもあると考えています。

支援の具体的な方法は、国連世界食糧計画(WFP)を通じての募金や、私たちが直接、粉ミルクなどの栄養食を送るという2つの支援活動を実践しています。


 消極的な食糧支援の現状

しかし、朝鮮の食糧難の状況に対して、ここ日本では、正しく現状が理解されにくく、食糧が軍部などに回され、本当に必要な人々にきちんと届いていないのではないかといった支援に消極的な意見や反対意見がしばしば見受けられます。


 支援の輪を広めるために

このような日本の状況において、支援の輪を広げるためには、より多くの人々に朝鮮の食糧難の実際の状況と私たちの活動内容についてご理解いただくことが、ご協力を得るための第一歩と考えています。

そのために、日本の各地で、正しい情報を広め、実情を理解していただくための「報告集会」を開催していくことを私たちの活動の第一の柱としています。

そこで、皆さんに、ご自分のお住まいの地域で、あるいは、職場や友人同士のサークルや学習会などで、朝鮮人道支援の問題にかかわる集会の開催についてご検討いただき、私たちハンクネットのメンバーとタイアップして、報告集会開催を担っていただける有志の方々を募っています。

集会の規模は問いませんので、心ある方は、ぜひともご協力をお願い申し上げます。

お問合わせ、ご連絡は、
info@hanknet-japan.org へお願いします。

                              ハンクネット事務局



 民衆レベルでの人道支援をもとめて

私たち朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパンは、問題の大きさからすれば本当に微々たる活動にすぎませんが、それでも地域に根ざした活動を心がけ、まず隣にいる人々に朝鮮の人々に対する民衆レベルでの人道支援を訴えています。それは今後も問題のあるかぎり続けていくつもりですが、日本におけるこのような活動において、改めて問題の根深さを痛感しています。

たとえば現在、全世界の人々が健康的かつ生産的な日常生活を過ごすのに十分な食糧が存在するにもかかわらず、およそ8億人の人々が未だ慢性的な栄養不良に悩まされていると言われています。世界人口の7人に1人が飢餓に苦しみ、それは60カ国以上の国々に及んでいる問題だというのです。

このような類の話は多かれ少なかれ誰しも一度や二度は耳にしてきたことがあると思います。そして、支援活動の有無に関わらず、願わくば飢餓というような悲惨な問題に対しては、その解決を願う心情は単純に普遍的なものにちがいないと私は考えてきました。

ところが支援を訴えかけるなかで、次第に浮かび上がってきた現実と直面しています。それは、朝鮮にかぎっては、支援の有無に関わらず世界のなかの「飢餓問題」にカウントしないという日本人がたいへん多いという現実です。

あるいは、世界の60カ国以上の飢餓問題には無関心な人々であっても、朝鮮の飢餓問題だけにかぎっては、他者が支援することさえ強く反対するという意味での「関心」が、実際の活動を通してこれほど蔓延しているとは本当のところ予想もしていませんでした。

日本と朝鮮半島の間に横たわっている様々な問題について、これまでさほど関心を示さず、寡黙であった多くの人々が、朝鮮の人々に対する人道支援を訴えると驚くほど積極的に反対だと雄弁になったりもするのです。

その過程で明らかになってきたことがあります。それは朝鮮と日本の関係をはじめ、朝鮮という国に対して驚かされるほど基礎的な知識が欠落しているという事実です。私たちは朝鮮の体制を支持しているわけでは決してありません。けれども、欠落した情報の代わりに、日本のマスコミが垂れ流してきた多くのあまりにも稚拙な誹謗・中傷をそのまま事実だと信じている人々がきわめて多く、ほんの些細な当たり前の事実を指摘して説明しても、「そんな話は初耳だ」とばかりに驚く人々の存在に改めてびっくりさせられているものです。

根本的な結論を言いますと、朝鮮に住んでいる人々を、ひょっとしたら、人間視していないのではないだろうかと感じさせるような傾向さえあるのです。日本で生きている人々と、朝鮮で生きている人々と、何がちがって、何が同じなのかという、いわゆる「ちがいのちがい」が理解されていないほどに多くの日本人の認識は、積極的にゆがんでいると痛感せざるをえないのです。

こういった現実に直面すると、そういう人々を批判したり、論破したりすることは、実はたいへん簡単なことなのです。しかし、それでは人道支援を訴えるという目的が達成されません。また、いわゆる村八分を恐れて、絶対に名前を明かさないでほしいという前提のもとに支援してくれる良心的な人々と出会うたびに、こういった風潮は一体何を意味しているのかと改めて考えさせられるのです。

極端にいうならば、朝鮮の人々に対する個人的・良心的人道支援は、現在の日本においては、すでに隠れてしなければならない状況すら多分にあるというのが現実のようです。これは、日本国内独自の、厳しい、しかも、ゆがんだ問題であると思います。

支援の有無に関わらず、どうすれば朝鮮の飢餓問題が、世界に存在している飢餓問題のひとつとして日本においてもカウントされるのか?

集会では、そのような点についても打開策を求めて議論していきたいと思いますので、関心のある方々のご参加をお待ちしています。よろしくお願いします。

                          ハンクネット世話人 李在一






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