2009年4月6日

四日市市長      田中 俊行 様
四日市市教育長    水越 利幸 様
近畿日本鉄道株式会社 近鉄四日市市駅 御中

朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン
(略称 ハンクネット・ジャパン)
共同代表 竹本  昇

在日朝鮮人生徒に対する暴行事件の発生防止について(要請)

 朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)に対する日本人の民族的な差別的排外主義に より、かつて、近鉄四日市市駅のホームで在日朝鮮人の女生徒が、日本人によっ て暴行を受けるという事件が起こりました。

 ところで、今、朝鮮が4月5日に打ち上げた人工衛星について、盛んに報道さ れていますが、国際法に則り実施される朝鮮の人工衛星打ち上げについて、日本 は朝鮮に対する敵対心を煽るべきではありません。日本も、H2Aロケット打ち 上げを失敗し、フイリピン沿海に落下したことがありますが、問題視されること がありませんでした。

 しかし、朝鮮の人工衛星打ち上げに対して、安全を脅かすものだという恐怖心 が吹聴され、朝鮮に対する敵愾心が煽られています。これは、関東大震災時に、 「朝鮮人が井戸に毒を入れた。放火に来る。」という官憲のデマによって、日本 人が6千人とも7千人ともいわれる朝鮮人を、虐殺したときの風潮と同じです。

 日本の植民地支配の結果として、在日朝鮮人が日本に定住しているという歴史 的社会的背景が知らされておりません。そのため、関東大震災時の虐殺事件を起 こした意識は、当時も今も変わっておりません。その結果、朝鮮に対する敵対的 な世論が煽られる度に、日本人の民族的な差別的排外主義によって、在日朝鮮人 に対する暴力、脅迫行為が頻繁して起こっています。

 今回の人工衛星打ち上げにおいても、それに端を発して、かつてのように在日 朝鮮人の女生徒への暴行事件が発生することのないよう、ご配慮されることを要 請します。